伊勢神宮を正式参拝してきました
3週間ぐらい前のことですが、参加しているあるビジネスコミュニティで伊勢神宮を参拝してきました。
夫婦岩(めおといわ)
さて、どこへ行ったかと言いますと、まずは夫婦岩。
名古屋から1時間半で、目の前に現れた海にびっくり。
ここは二見浦(ふたみがうら)というところで、この先にパワースポットで有名な夫婦岩があります。
龍宮社(りゅうぐうしゃ)
実は二見浦の肝となるのは、夫婦岩の少し先にある龍宮社。
二見浦は、伊勢神宮外宮と内宮に持ち込んではならない、禊祓(みそぎばらい)をするところです。
『りゅうじょばっさいひじょ』
と唱えることで、完全な禊祓が出来るそうです。
猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)
次は猿田彦神社です。
古神道には、一霊四魂という概念があり、
天とつながる直霊と、
四つの魂があるそうです。
四つの魂の表す、
荒魂(あらたま)は活動、
和魂(にぎみたま)は調和、
幸魂(さきみたま)は幸福、
奇魂(くしみたま)は霊感を担っていて、
それをキレイにしてくれるのが、この猿田彦様だそうです。
お参りをするときに、神様にいうことは?
普通、お参りをした時は、ついつい自分の願い事をしてしまいますが、伊勢神宮では
「お陰様でありがとうございます。」
その感謝の気持ちだけ述べればよいそうです。
私は神様について詳しくありませんが、仲間の中に詳しい人がいて、色々と説明してもらいました。
伊勢神宮 下宮(げくう)
多賀宮(たかのみや)
伊勢神宮参拝の中で、唯一、お願いごとをしてよいのは、外宮の多賀宮だそうです。
お願いをしてよいと言っても自分の欲望を言うのではなく、
「自分が発展することによって、自分の周りや世界が発展しますように。」
とお願いするのがよいそうです。
これって、とっても素晴らしい考え方だなと思いました。
人のことを願うでもなく、自分のことだけを願うのではなく、
自分が発展することによって、周りも発展したら最高ですよね。
伊勢神宮 内宮(ないくう)
最後は内宮。
内宮では極力静かにしなければなりません。
五十鈴川(いすずがわ)
まずは、五十鈴川の澄んだ水で心を清めます。
ここの澄んだ水と雰囲気がとても好きです。
皇大神宮(こうたいじんぐう)
次は伊勢神宮にある2つの正宮のうちの1つである皇大神宮。
内宮の中心となるお宮です。
通常はこの階段の上までしか参拝できないのですが、正式参拝に申し込むとこの先まで入れます。
この先には、砂利が敷き詰められている何もない場所があり、そこでご祈祷していただきました。
団体であれば、正式参拝の申し込みは当日でもできるのですが、気をつけなければならないのが服装。
色々調べると、正式参拝をするには礼服でないと入れないとのこと。
女性はいわゆる喪服が一番よいとのことで、せっかく行くなら絶対入りたいと喪服を着て行きました。
男性も、礼服を着ていかなければならないと書いてあって、カジュアルスーツの人は入れないだろうなと思っていたのですが、意外に入れました。
入れなかったのは、襟付きを着ていない人、ジャケットを着ていない人でした。
たとえば、柄付きのシャツを着ていてもオッケーでした。
ただ、私たちは団体だったので細かくチェックされていなかったのかもしれませんし、チェックする方によるということもあるようです。
神楽殿(かぐらでん)
そして、いよいよ最後は伊勢神宮 内宮(ないぐう)にある神楽殿の中へ。
ここでご祈祷やお守りなどが授与され、神楽(かぐら)も行われます。
初穂料によって、神楽の内容が変わるそうですが、なんと私たちの行った時に、野球界の某監督ご家族がご祈祷に来ていました。
そのお陰で、特別大々神楽という舞楽や倭舞などのフルコースを見ることが出来ました。
画像は伊勢神宮ホームページより
モデルコース通りにまわって、正式参拝もあったので、だいたい5時間ぐらいかかりましたが、心が清められました。
伊勢神宮は、行くなら何となく行くのではなく、それなりに学んでから行くのがよいと思いました。
伊勢神宮のことや、参拝の仕方について書いてある本は沢山あるので、行かれる際はぜひ本を片手に行かれることをオススメします。